デュアン・サーク2 10 (10) (電撃文庫 ふ 1-53)
深沢 美潮 / / メディアワークス
ISBN : 4840240647
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今月も10日、電撃の発売日が来ました。
今月購入したのはデュアンサーク、とある魔術の禁書目録、灼眼のシャナの3種。
一緒に並んでいた「ARISAチェンジリング」と「銀槌のアレキサンドラ」が普通に面白そうでぴぴっと電波を受け取りました。
余裕があったら買うかもしれません。
そして今月は……あの悪名高き「
吸血鬼のおしごと」の続編「吸血鬼のひめごと」が発売になります……
正直忘れたい過去だったのですが、見た瞬間思い出してしまうあたり、未練たらたらですか自分。
吸血鬼のおしごとの最後で、たった一人生き残ったヒロインのレレナが主役のようです。
あまりに凄惨なラストに作者の頭でもおかしくなったのかと思った吸血鬼のおしごと(風邪の噂によると本当にそんな感じだったとか)の終末の場面から2年後を描く続編らしいですが……
信用できない、まったく信用できない。
あれ以来あの作者の書く小説は買わないようにしてたので分かりませんが、落ち着いたんですかね……?
それともあの流れで続きが出るんですかね?
あのヒロインがあの最後を迎えてトラウマの一つも抱えてなかったら、それはそれで怒りますが、かといってあの作風のまま続きをやられても……
色々な意味で気になる本ですが、買うかどうかの踏ん切りは未だついていません。
って、本当はデュアンサークの感想を書くはずがいつの間にか前置きが長くなってしまいました。
さて、今回のデュアン・サークは!?
普通でした。
ものの見事にいつものデュアン・サーク。
ほのぼのをしつつ、ちょっとハラハラがあって、バトルがあって恋話がある。
食卓に並んでるたくあんくらいいつもの味です。
別にけなしているわけではなくて、いつも通りの安心できるお話、ということです。
今回は珍しく人が明確に死ぬというシーンがあったのですが、作者的にはあとがきでそのことにまったく触れてませんし、かるーく流すつもりなんですかねぇ。
冒険者に死はつき物とはいえ、デュアンやらフォーチュンの世界観で人間が死ぬと、色々ともにょもにょした気持ちにさせられます。