つどうメイク・マイ・デイ
賀東 招二 / / 富士見書房
ISBN : 482911911X
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この間の3月までドラゴンマガジン本誌で連載されていたFMPの連載分を集めた長編9巻です。
2月まで連載して、次の3月に新刊というのは非常にペースが速いですね。
連載自体は8ヶ月分、前の巻も連載分だったので、都合FMJがで1年半くらい連載していた形になりますかね。
長編の連載というのは、毎月盛り上がる部分を出さなくてはいけないなど、特有の事情があって、連載のとき面白くても合冊したときにそれほどでもなかったりするのですが、今回は結構上手くいってる印象です。
前半やや鬱屈とした展開が続きますが、中盤以降は中々に激しくて読み応えもあります。
キャラクターも前巻から登場のレモンや、短編に登場したファッキン老兵、それにダナン面子とそれぞれが終結し、次の巻あたりからは実に騒がしそうです。
それにしても、ファッキン海兵のファッキンっぷりは…まさに異常w
老兵の罵倒とその受け答えがまんまハートマンで、久しぶりのFMJネタに、賀東さんは相変わらずお元気そうだなぁと思ったり思わなかったり。
絵は相変わらず安定して四季童子、そういやマリアって新刊まだなんですかね。
個人的にはスプライトシュピーゲルやらFMP、伝勇伝、BBBなど、「連載を持ってる文庫」という長所がやっと上手く働き始めて、富士見復権の兆しかと思ってます。