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暗黒コレット拳だ!!

by middogaru
 
今日の読書 クビキリサイクル
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い
西尾 維新 / 講談社
ISBN : 4061822330
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噂の西尾維新です。

読みたいとは思っていたのですが、なんだかんだで今まで読めませんでしたのでこの機会に一気に読みたいと思います。
噂になるだけあって、それに見合う面白さです。

天才達が集まる孤島で起こる連続殺人。
その犯人を捜す天才じゃない主人公と天才のヒロインという取り合わせです。

非日常的ミステリーということで、ミステリーも「そんなの有りか!」というぶっ飛んだ物になっています。
特に基本にあたるミステリーは非常に簡単で、私もすぐさまに思いついたものでした。
しかし簡単な謎解きに満足してしまうと、次の謎解きの存在に気付かないという落とし穴があったり、アガサクリスティー以来往年の「証言が嘘」という手法があったりして、何が本当で何が嘘かが分からなくなってきます。

特にどんでん返しの部分は秀逸で、ここまでズバッとやられると逆に納得してしまうものです。
ネタバレを考えてぼかしながら書いているので何がなんだか分からない内容になってますが、読んでいない方は是非読んで欲しいです。




どうでも良い話
あー、この話の天才というのは妙に納得するところがあります。
ここやミッドガルや他のところでも言っていますが、私は「天才」というのが嫌いです。
実際に深く知っている天才は二人しか知りませんが、その二人とも私の理解の外の人間です。

一人は「頭脳」の天才。
記憶力が優れており完全記憶(いつか見たものが、画像のように引き出しから出せるらしい)、合わせて、頭脳で解決できる物ならなんでもこなせる人。
この人は絵も骨董品の鑑定も格闘ゲームも書道も出来ました。「絵」の才能と頭は関係ないと思ったのですが本人曰く「それは筆の持ち方、力の入れ方、バランス感覚の知識が無いからだよ。画家の才能が無くても知識さえあればある程度は出来る」そうで、同じ理由で格闘ゲームなんかも得意なんだそうです、その分野の天才には足元にも及ばないとか言ってましたが、私からすれば五十歩百歩です。
もう一人は「戦略」の天才。
こちらは戦うことの天才です。勿論殴ったりも出来るんでしょうが、その真価は論戦などでした。
相手を倒すことに特化した天才でした、論戦では無敵、戦略ゲームでも無敵、口喧嘩最強、とにかく競争事には強い人でした。
相手の痛いところ、相手の強みなどを判断して最適なことを即座に行う天才でした。
短距離走のような戦略がからまないものはともかく、それ以外の勝負事では殆ど負けないという馬鹿らしいまでの天才です。

私は天才ってのが大嫌いです。
こちらが1の努力をして2を得ているとき、彼らはすでに到達してしまっているのです。
最初から能力値最大みたいなもんです、本人達も努力はしてるんですが、質が全く違います。
私達が100を学んでそこから100種類の項目が100アップしているとき、彼らは1項目だけ100上げられる人たちです。
その上、100上げた高すぎる能力値を他の項目に代理として使うんだからたまりません。
結果として、100項目が100になっているように見えるんです。
こんな人間目にしたら頭を良くする努力も人と競う努力もする気が失せます。
天才は周りの人間を駄目にします。
天才に対しての反応は「尊敬する人」「絶望する人」「おこぼれをあやかる人」の3種類の人間がいると思いますが、私は2番目です。
あんな人間は無かったことにして割り切れれば良いんですが、残念ながら私はそこまで人間出来ちゃいません、「手が届きそう」とか夢みちゃう人なんです。
でも無理なんです、だから天才なんです。
そんな自分に無いもの見ても嬉しくないので、私は天才は大嫌いです。
by middogaru | 2006-02-15 01:12 | 月読
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