ロボットアニメ「創聖のアクエリオン」を見ました。
以下レビューです。
監督脚本に「マクロス」「マクロスゼロ」の河森正治氏。
キャラクターデザインは金田榮路氏。
音楽は菅野よう子さん。
スタッフが全体的にマクロスゼロ、攻殻機動隊SACっぽい感じです。メカデザインはアーマードコアの人らしいです。
声優はヒロインのシルビアにかかずゆみ、主人公のアポロに寺島拓篤、シルビアのお兄様ことシリウスに杉田智和、不動司令に石塚運昇、敵の大将頭翅(トーマ)に森川智之という中々いい感じの面子。
まずスタッフですが、非常にストイック、ロボットアニメですが対象年齢がかなり高めであることが伺えます。
マクロスゼロと攻機で喜ぶ人間層ですから…三十代くらいの感性が要求されます。
その辺のネタが良く分ってる世代にはバカ受け間違い無しのアニメです。
菅野音楽の不思議ワールドが体験したい方にもお勧めです。
話の雰囲気ですが、「神話」とか「1万2千年前」とか「前世」とか一杯出てくる合体ロボットアニメです。
なので「エヴァンゲリオン」風味かもしれません、アレのいいところを抽出して超濃縮してそこに糞真面目に笑える題材を放り込んでミキサーにかけて「さぁ食らえ!」と出される感じです。(どんなんだよ)
オフィシャル
以下、簡単な各話レビュー。
第01話 「天翅の記憶」
アクエリオン、重要なテーマは「合体」です。
合体は愛しい人を合体するもの、そして何より…
「気持ちいい」
主人公のアポロさん、いきなり仲間を探しに来たヒロインのシルビアさんに
ぶん殴られて捕まります。
そんな時に敵である「堕天翅」の攻撃、アポロ君の友達が捕まってしまいます。
アポロ君はかれ等のために立ち上がります。
バックスクリーンでは不動司令官が登場。
このおっさん、何やら理不尽なことを毎回喋りつつもそれを言い切ってしまうことでなんだか説得力があるように聞こえる人…まあ、何はともあれ不動語録を見ていただければ分るでしょう…
不動語録01
「例え三本の矢といえども…予期せぬ強い力を受ければ………折れる!」
( ゚Д゚)ポカーン
このおっさん、三本の矢を握りつぶしやがった…。
話はアポロ、シルビア、お兄様の合体へ…
そしてここでシルビア、合体の時の名台詞。
・かかずゆみ合体語録01
「うそ………きもちいい………」
合体したら気持ち良いそうです(;゚∀゚)=3
後は妙にカッコイイアクションと言動で敵を倒して終了・
第02話 「闇の獣」
シルビアに連れてこられたアポロ君。
手錠をされて監禁されます、そこに現れる不動指令。
逃げようとするアポロ、それを見た不動指令アポロを、
蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、踏む、踏む、踏む、踏む、踏む……
その場にいる面子、みんなこの暴行の様を見て「くすっ」とか笑ってるだけで止めようともしません。
その間30秒、不動指令アポロ君をボコに…そしてアポロ君「なにもんだ…てめぇ」
不動「少年よ……人に名を訊ねる時は、まず自分から名乗るものだ」
おっさんおっさん、そこまでやっといてそれですか……
そしてシーンは代わり、ごたごたしてバトルシーンへ。
そこで登場、シルビアのエロ台…合体台詞。
かかずゆみ語録02
「もぅ……イクゥッ!!!」
その後は前世から追いかけてきたホモ堕天使との戦い、宇宙まで叩き上げられたり…後はアクエリオンが暴走してピカーっと光って敵を吹き飛ばす。
そのときの不動指令…
不動語録02
「闇から生まれる光……宇宙を生み出す、創生の光!!」
…もう何か凄いそれっぽいこと言って納得されられますが、実は何言ってんだか分りません(;´Д`)
第03話 「エレメントスクール」
アクエリオンに登場する「エレメント」はエレメントスクールという学校に通って色々勉強します。
新規登場の二人、それにアポロ君が転校生としてやってきます。
そこで、アポロに向けてシルビアの台詞。
「私の大切なはじめての合体を滅茶苦茶にしたくせに!!」
(;´Д`)ハァハァハァ
その後は普通に学生生活っぽいものや個人の葛藤なんかが描かれ、そして毎度の敵出現。
麗花の貴い犠牲の上で敵の弱点が判明。
不動語録03
「チャンスは一度!一撃で仕留めよ!!」
言われなくてもみんな分ってるのに、凄いカッコイイwwwwwwwwwwwwwwwwwww
その後ピエール、お兄様、シルビア+アポロで合体。
かかずゆみ語録03
「んっ……あっぁぁっ…」
第04話 「はだしの戦士」
アクエリオン搭乗者達をそれっぽいことを言って裸足にさせる不動指令。
そしてピエールの足を見て
「いい足をしている。サッカーのポジションはトップ下、得意の攻めはミドルシュートとエラシコ。」
足見ただけでなんでんなことが分るのか、全然理解できません。
次にシルビア、足をじろじろ見られて(ただのスケベオヤジじゃない)と思う。
私もそう思う。
「ふん、ただのスケベオヤジか…」
おっさん、はだし見ただけで心を読みやがった!
「好きな食べ物はストロベリーパイ、愛読書は不思議の国のアリス、ブラコンの為未だ恋人不在。心など読まなくても足跡に書いてある」
さらに麗花に至っては不動指令の瞳を見て吸い込まれそうになって、
失神。
おっさん、超人過ぎて笑えて来る
後半はいつものとおり敵の襲来。
ピエール、シルビア、アポロで合体。
今回の敵は、重力キャンセラー。
地球の重力をキャンセルすることで相手をすっころばす能力もち。
足が長いアクエリオンマーズは不利と分り、短足のソーラーアクエリオンに変形。
かかずゆみ語録04
「ぁっ……ちょっといいかも~」
バランスを取る為四つんばいになるアクエリオン。
四つんばいのままわしわしと敵に接近していくアクエリオン。
ピエールの燃える足と組み合わせて、四つんばいのままジェット噴射で近づいていくアクエリオン。
ピエール×アポロの馬鹿係数と重力キャンセルの組み合わせで足から火噴射しながらカエルのポーズで明後日の方向に飛んでいくアクエリオン。
これを見て指令室、全員顔を伏せる。
お兄様「無様だ…」
これを聞いて不動指令
「はっはっはっは、あの三人は本当に無様だ。
しかし!
無様な姿を晒さねば身につかぬこともある!
君は赤ん坊の頃、どうやって歩いていた?」
司令室のメンバーに、アクエリオンは赤ん坊と同じだと諭す不動指令。おおっ、凄いそれっぽい。
不動語録04
「思い出せ!訓練の時お前たちはどこに立とうとしていた!?」
シルビア「勿論グラウンドの地面の上に…」
「地面の上に立つに非ず!」
やっぱりおっさん何言ってんだか分りません!(;´Д`)
しかし納得したアクエリオンの面々、地面の下1kmに光の根っこを生やして重力キャンセル以上のくっ付く力でもって立ち上がる。
その様子を見ていた司令室の面々「立った…」「立った…!」「立った!」「立った!!!」
立ち上がったことでここまで感動しているロボットアニメは始めてみた。