十三番目のアリス
伏見 つかさ / / メディアワークス
ISBN : 4840235155
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シコルスキーということで絵買い。
10月頃に購入したのですが、序盤があまり面白くないので放置→2巻が出たので改めて読みました。
内容的には、良くも悪くも新人の作品です。
シコルスキーが絵師をやってくれたのがかなりアドバンテージです。
シナリオは、望まない超常の力を得た少女が非日常の世界に足を踏み入れてしまうというもの。
分類的にはシャナよりはゼロの使い魔とかの方が近いですかね。
望んでない力を得てしまって、それに立ち向かうというところがポイント。
そういう意味では基本的にネガティブなお話なので、超常系の派手な爽快感を重視したい人には逆にマイナス。
キャラクターは、まあ、平凡。主人公のお嬢様、抜けた少年、その他サブキャラ、敵。
サブキャラ、敵は特に特筆すべきものは無し、特に敵は敵であるために敵というような割り切った方々なので、ドラマも何もなし。
世界観は非常にシンプル。世界に13個の不思議アイテムがあり、その不思議アイテムを研究する謎の組織。謎のアイテムを体に埋め込むと不思議なパワーで戦う力を得るらしい。
これだけ、シンプルというよりも…浅すぎるくらい。
昨今電撃は詰め込みすぎな新人が多い中、逆にすかすかな内容で出版するのは斬新なイメージなのですが、まあ詰め込みすぎも内容無さ過ぎも考え物です。
まあ、新人さんですし、暖かい目で見守るべきかなと。
2巻に期待しましょう。