タクティカル・ジャッジメントSS 紅の超新星、降臨!
師走 トオル / 富士見書房
ISBN : 4829162635
スコア選択: ※※※※
タクティカル・ジャッジメントSS〈2〉はじめてのさいばんりろーでっど
師走 トオル / 富士見書房
ISBN : 4829163011
スコア選択: ※※※
タクティカル・ジャッジメントSS3―善行くんの弁護士養成講座
師走 トオル 緋呂河 とも / 富士見書房
ISBN : 4829163453
スコア選択: ※※※
徐々に微妙になっていき、遂に9巻でもって一部完結となったタクティカルジャッジメントの短編集です。
これを書いている時点で9巻まで読み終わっているのですが、先にこちらを。
悪くは無いです。
主人公達が全員出会う前を描いた、所謂スレイヤーズ・オーフェン型短編集。
(双璧をなすのが、作中の空白部分を埋めるフルメタル・パニック型短編集です)
メンバーが足りない代わりに別のレギュラーが一人いるあたりも、懐かしい香りがします。
ゲストは弁護士の卵。
純真無垢な正義に心を躍らせる新米を、黒くてえぐい悪徳弁護士が徐々に黒くしていくという、涙ちょちょぎれる話。
純真無垢な娘さんが洗脳の末に「回りは皆悪党だ、ペテン師だ、騙そうとしている」と洗脳を施したりするのは見てて気持ちがよいものです。
短編集だけあってバリエーションも豊か。
学校内での模擬法廷やら、探偵の裏仕事まで、テーマは多種多様。
長編の方が徐々に駄目っぽくなってる一方、こっちは普通に楽しめます。
長編は一部完結のようですが、短編は続くらしいので、こっちだけ読もうかなぁと考えています。