灼眼のシャナ (10)
高橋 弥七郎 / メディアワークス
ISBN : 4840231427
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灼眼のシャナで初めて星5つを付けます、10巻です。
5巻に続いて、過去の話。
5巻と出演キャラクターがメヒリムやヴィルヘルミナが重複。
棺の降り手アシズなんかが大活躍、あとトリニティもちょいと出。
いやぁ、高橋さん、「ラブ」とか「サービス」シーンを書かせなければ上手いなぁと。
アクションの書き方も大分上手になってるし、キャラクターの恰好よさも際立っています。
本当にこの人は「ラブ」とか抜かせば面白い文章書くなと。
どうも編集の人が「ラブ」とか書けと言っていてそれを作者が反発という形になっているような感じを後書きを見てても受けるんですが。
はっきり言ってこの人「ラブ」とか甘いシーンは要らないから熱いシーンだけ書かせて老いた方が賢いのでは?
確かに、最近の風潮はとりあえずボーイミーツガール、とりあえずラブ、という風潮だからそれに乗ったのかも知れませんが作家のスタイルとして下手糞なんだから無理に書かせんでも…と思います。
今の売れ線なら露骨なラブより燃え尽きるようなハートの方がいい気しませんかね?(何
10巻、使い捨てには勿体無いと思わせるような敵味方の魅力溢れるキャラクター。
転がるようなスピーディーな展開、敵も味方も優しすぎてなんとも心に残るエピソード。
今回は手放しで誉めることにします。