えー、本日製本が終りました。
無事夏コミの新刊は出せそうです。
コピー屋さん行ったら、私が消費した紙は5000枚ほどだったそうです。
昨日の昼11時から作業を始めて終わったのが夜12時、そっから製本頼んで、今日の夜引き取って、発送しました。
100ページ近い本は素直にオフセットにすべきだと主張したい、締め切りきついけど。
よくわかる現代魔法
桜坂 洋 / 集英社
ISBN : 4086301636
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「魔法使いのレイヤーへようこそ」
こちらはU1どんから推薦してもらった本です。
絵柄も、内容も興味深かったので最優先で読み進めることにしました。
うん、なかなか面白いと思います。
魔法をコンピューターで~というのは女神転生あたりから出てきて、今では珍しくもない題材ですが、「プログラムのプの字もわからん奴は帰れ」とばかりの、そっち側に特化した本は珍しいかと。
最初なかなかの厚さだと思ったのですが、実際読み進めると設定やコンピューター独特の用語や概念の解説部分が多かったので、シナリオテキストに当たる部分はそう多くはなかったですね、むしろ少なかったくらいで。
ただ、私も暫く前から犬にコンピューターやプログラムの概念、構成を聞いて勉強していたので平気でしたが、1年前の自分がこれを読んだらするっとは読めなかったかもしれません。
一応説明はあるのですが、それにしてもアセンブラやらダンプリストやらをその短い説明で読み取るのは難しいかなぁと。
今2巻を読んでいる最中ですが、2巻からはこういった部分はかなり削除されている感じです。
でも個人的にはこの本の特色はこういったちょっとしたコンピューター独特の概念や観念を用いて魔法という良く分らないものを表現しているところだと思うので、逆にこれを簡略化させてしまうと勿体無く感じます。
この本で、初めて集英社スーパーダッシュ文庫というものを読みました。
読みやすいですねぇ、感じとしては角川スニーカーに近いです。
過去読んできた本の量のせいかも知れませんが、同じ本の厚さでも、出版社によってかかる時間が変わる気がします。
具体的には時間がかからない順に
富士見ファンタジア<角川スニーカー=集英社スーパーダッシュ<早川<<電撃
何か他にもライトノベル出してるとこがあった気がしますが、とりあえずこんな感じです。
一日一冊以上のペースで読んでいくには富士見と角川、スーパーダッシュあたりを攻めると楽かなぁと思ってます。
電撃が何故こんなに時間がかかるか分りませんが、そもそもテキスト量が違うのか、それとも作家の力量なのか・・・
それはこれとして、これまでコミケの原稿がデスマーチを鳴らしながら大行進していたので読書に時間を(というか原稿執筆以外の時間を)取れなかったので、こっからは挽回しますよー。